もじの木代表の栗原です。
「もじの木」という名前は昔書いた1本の記事から思いつきました。
その記事が教えてくれたのは、ひとつの真実です。
良い文章は時間とともに強くなる。
今日は、その原点の話をしたいと思います。

名前のきっかけは、自分で運営していたメディアの1本の記事だった
今から数年前、僕は小さなメディアを運営していました。
無名で、アクセスもほぼゼロ。毎月、細々と記事を書いていた雑記ブログです。
その中で、1本の記事を書きました。テーマは、当時の自分が本気で考えていたことでした。
最初の数ヶ月は、何の反応もありませんでした。検索でも見つかりにくく、PVもほぼゼロ。
でも半年後、
その記事をきっかけに、読者から直接メッセージが届きました。
「この記事、すごく印象に残り何回も読みました。あなたの考え方が好きです。一度、話を聞きたいんですが」
まさか見られているとも思っていなかったので、その瞬間すべてが変わりました。
広告でもなく、バズでもなく、ただ1本の文章が人の記憶に残り、実際の関係に変わった。
あの時、僕は気づきました。「言葉というのは、短期の数字ではなく、時間をかけて人の心に根を張るものなんだ」と。
この経験が「もじの木」という名前の原点です。

「根を張る」ということの本当の意味
広告はすぐに消えます。
SNSの投稿も、1時間で埋もれます。
でも、良い文章は違うんです。
書いて1週間で効果がなくても、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後と時間が経つほど、検索で見つけられ、読まれ、記憶に残る。
そして、いつか「あのときの記事だ」と思い出され、問い合わせや相談に変わる。
それがまさに、僕が経験したことです。
スピードと思想。二兎を追う理由
僕がもじの木を立ち上げた時に大事にしたのは、「スピード」と「思想」の両立です。
なぜなら、どちらか一方だけでは足りないからです。
思想だけあっても、納期が遅かったら成果は遠のきます。クライアントは待てません。市場は待てません。競合は進み続けます。だから「速さ」は必須条件です。
でも同時に、速さだけで走ると、どこかで崖から落ちます。
ただ早く書くだけの文章は、読者の心に残りません。ブランドの声を失います。短期の数字には使えるかもしれませんが、長期の資産にはならない。

「使い捨て」ではなく「積み上げる仕事」を選んだ理由
世の中には、大量の外注ライターを集めて、文字を量産するスタイルのサービスがあります。
単価は安いし、納期も早い。
でも、僕たちはそのやり方を選びませんでした。
理由は、シンプルです。
質がブレるからです。
100人のライターがいれば、100通りの声が生まれます。あなたのブランドトーンは、その中に消えてしまう。
僕が「もじの木」を立ち上げた時に決めたのは、「一過性ではなく、積み上がる仕事をしよう」ということでした。
もじの木が大切にしていること
・1本の記事から信頼関係が生まれる
・記事が積み上がるにつれて、ブランドが強くなる
・あなたのブランドの声が一貫して残る
・短期の効果も、長期の資産も、両方を見守る
・どんな規模の依頼でも、同じ思想で向き合う
だから、単価勝負はしません。価格で競うのではなく、「あなたの事業にとって本当に必要な記事」で選ばれたい。それが僕たちの考え方です。

小さいチームにこだわる理由
もじの木は、意図的に小さいチームです。
それは効率を求めているのではなく、「質を守るため」です。
依頼を受けたら、その意図をすぐに汲む。
あなたのブランドトーンを理解してから、丁寧に記事を作る。
クライアントのブランドを壊さない。
これを実現するには、少数精鋭である必要があります。
100人いたら、すべての顔を知ることはできません。クライアントとの関係も築けない。だから、僕たちは小さく、集中することを選びました。
これは経営判断としては「非効率」かもしれません。でも、「質」と「信頼」を考えたら、これが唯一の道だと思っています。
「どんな規模でも、同じ思想で」という約束
「もじの木」には、ひとつだけ約束があります。
「まずは1本から試したい」という方も。
「急いでいる、すぐに5本必要」という方も。
「毎月コツコツ積み上げたい」という方も。
どんなご依頼でも、僕たちは同じ思想で向き合います。短期の効果を見つつ、長期の資産を作る。その両立を、どんな規模でも実現したい。それが僕たちの考え方です。

もじの木と一緒に仕事をしてほしい人
もじの木は「ライティング代行」ではなく、あなたの事業の「根を育てる」パートナーでありたいと思っています。
だからこそ、一緒に仕事をしてほしい人のイメージはあります。
もし、あなたがこのような方なら、ぜひ一度、無料お試し記事で「僕たちの思想」を感じてみてください。
その1本の記事が、あなたの事業の根を張るきっかけになるかもしれません。
それが、「もじの木」の理念です。
文字の木代表 栗原より